誕生日腕相撲大会
「みなさん、僭越ながら私、鈴木リコがルールを説明させていただきます。今から男女で組まれるペアを発表します。2人1組で優勝を目指してください!1勝1敗の場合はどちらかのチームが2勝するまで何度も行います。優勝商品は柳先輩のデータです!気になる質問を3つお答えします!世間の疑問から恋愛の疑問、好きな人のデータ等なんでもOKです!以下、ペアの組み合わせです!」
☆仁王先輩&先輩
★柳生先輩&琴音先輩
☆真田先輩&麻紀ちゃん先輩
★ジャッカル先輩&柚子先輩
☆丸井先輩&茉莉亜ちゃん
★柳先輩&由里亜ちゃん
☆幸村先輩&細野先輩
★切原君&奈々先輩
切原・浜野VS柳・宮脇(ゆ)
「私、腕相撲弱いんだよね。」
「先輩大丈夫っす!宮脇従姉妹のあんな枝みたいな腕で奈々先輩には立て付けるわけないじゃないっすか!」
「ゆりあ、ああ見えても筋力すっごいんだから。本気でやったら腕折れちゃう・・・。」
「そ、そうなんすか?」
「その通りだ。浜野が宮脇に腕相撲で勝てる確率3,2%。ちなみに赤也、お前が俺に勝てる確率は14,8%。」
「赤也君、一人でがんばれ。リコちゃーん、浜野奈々棄権しまーす。」
真田・陣内VS幸村・細野
「幸村、足引っ張るなよ。」
「細野さんそれ誰に言ってる?俺が真田に負けるなんてあるわけないじゃないか。君こそ麻紀ちゃんの腕折らないように気をつけてね。君の馬鹿力に耐久できるほど彼女は強くないから。」
「何か険悪モードだねこのペア…。」
「うむ。それより陣内、負けたら明日俺と外周100周だ。」
「えええええ!!!?琴音ちゃん!旦那さん止めて!」
「だ、誰が旦那だ!」
「ちゃんの練習メニューに真田君の外周コーチなんて私死んじゃう!!」
仁王・VS桑原・水上
「うっわー。あっちのテーブル、オーラ黒ッ!」
「幸村と細野がペアじゃな・・・。ってが2人になってる気がするのは俺だけか!?」
「「イルージョン!ピョ!!」」
「あははー可愛い!!でも仁王、胸がペタンコだよ!それじゃすぐじゃないってばれちゃう。」
「詰め物が必要じゃな。」
「どっから取り出したんだよそのメロン!!」
「これを入れてじゃな・・・。」
「私そんなに胸ない。服はち切れそうだよ?あぁもう、笑いすぎてお腹痛い!」
「幸村、ほら見い。」
「先輩!!!なんて爆にゅ−。」
「赤也、余所見をするとはいい度胸だな。」
「ぐえー!柳先輩ギブッギブッす!!」
状況を把握してないキリハラ君の発言に私の爆笑に拍車が掛かり、柚子とフローリングに横たわって笑った。遠くでは仁王が見せ付けたメロン製の胸を前に、幸村と春希が目元を引きつらせている。
「・・・仁王、その(の)顔でその胸はちょっと。」
「精市君どうして!?男の子って大きいのが好きなんじゃないの!?仁王ちゃんそのメロンかして!私も入れるー!」
「陣内、お前さんがやってもセクシーにはなれんよ。」
「ええ、なんでー!?あ、じゃぁ春希にはめよう!ぺしゃんこだもんね!!」
「・・・麻紀。(怒)」
ハッピーバースデー!